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2002.4.6
貨車といえば有蓋車、と感じる世代もこれから徐々に高齢化していくのでしょう。黒い塗装で地味な存在ながらも、2軸の有蓋車は郷愁を誘う存在でした。1999年現存する有蓋車はワム80000の280000代と380000代(事業用車を除く)それぞれ鳶色と青色、黒貨車はすでにありません。
ワ |
10000・12000・22000 |
ワム |
1・1900・2000・3500・20000・21000・23000 49000・49100・49200・50000・60000・70000・80000 89000・90000 |
ワラ |
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ワサ |
1 |
ワキ |
700・1000 5000(TR63・角屋根)・5000(TR63・丸屋根)・5000(TR216・角屋根) 8000・10000 |
生石灰など発火しやすい積み荷を運ぶために全鋼製の有蓋車がある。有蓋車って全部鋼製じゃないの?という疑問もありそうですが、一般のワムなどは床や内張りなどは木製であり、中にはワム50000のように木製の有蓋車も国鉄終焉近くまで残っていました。それはともかく、鉄製有蓋車はそういった車で、テム300などは丸っこい特長あるスタイルをしていたため編成の中でもよく目立つ存在でした。
テ |
600・1000・1200 |
テム |
1・100・300・300 |
テラ |
黒ばかりの2軸貨車にあって白の塗装がされた冷蔵車は編成の良いアクセントになっていました。末期には動力を積み込んだ冷凍車が試作されましたが、現在冷凍コンテナに受け継がれています。
レ |
2900・5000・6000・7000・12000 |
レム |
1・5000 |
レサ |
10000 |
レキ |
1 |
レムフ |
10000 |
通風車は野菜や果物を運ぶために通風口とベンチレータを備えた有蓋車です。側面の通風口は鎧戸風のスリットが入ったもので、内側にシャッターを備えています。これを下ろすと通常の有蓋車としても使える優れモノでした。
ツ |
2500・4000 |
ツム |
無蓋車も貨車の代表的車種、積み荷は砂利など粒状のものからコイルや木材、機械類など雨に濡れることを厭わないものであればなんでも載せられ、シートを被せれば臨時に有蓋車と同様の使用が可能なユーティリティープレーヤーです。蓋がないということで側板と妻板があるのが無蓋車「ト」とされ、側板・妻板を取り去ると長物車「チ」になります。
ト
1
トム
1・4500・5000・11000・16000・25000・39000
50000・60000
トラ
トキ
10・1000・15000・21100・21500・22000・25000
私鉄
西武鉄道トム301・相模鉄道トム600・トフ400
太平洋石炭販売輸送トム6
長物車は木材や電柱、レールなど長尺の貨物を輸送するため、フラットな床面と荷崩れを防止する側柱が装備されています。現在でもレール搬送や架線柱の運送に使用されています。以前はコンテナ車も長物車に分類されていましたがコンテナ専用の形式「コ」として分化しました。
チ
500・1000
チキ
1・300・800・1000・1500・2500・2600・2700・3000
右から読んでも・・・車運車はメーカーからの発送用として長い編成が圧巻で、日産のトリコロール色もなかなか楽しい存在でした。現在は、複合一貫輸送用として各種車運車が開発され、ピギーパック輸送は最近減少傾向とはいえそれなりに成功していると思います。
ク |
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クム |
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クサ |
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クキ |
1000 |
一般の無蓋車に積むことのできない車両や発電機器などの大型貨物用の貨車。メーカーが自社仕様の貨車を製造所有しています。
シム
1・20・1000・1001・2000・3000
シキ
1・5・15・20・25・30・35・40・60・70・80・90・100
110・115・120・130・140・150・160・170・180・190・195
200・280・300・310・370・400・500・550・600・610・670
700・800・850
昭和30年代後半から本格化したコンテナ輸送に対応したコンテナ専用の締結設備を備える貨車。登場当時は長物車に分類されていました。貨物列車に車掌が添乗していた当時はコンテナ緩急車「コキフ」もありました。コンテナ車は現在も新製増備がつづいています。
コキ
コキフ
50000・10000
※コンテナは2000年中にオープンの予定です
無蓋車では側板下部のヒンジで開くようになっていますが、ホッパー車は側板下部や底部が開き積み荷を線路や下方に落とします。中でも石炭専用車は独自の形式「セ」が与えられています。
ホキ
190:カーバイト 250:カーバイト 700:砂利 800:砂利
新1000:フライアッシュ&炭酸カルシウム 1800:鉱石 1900:カーバイト
2000:石灰石 2200:穀物 2500:石灰石 2800:生石灰
3000:アルミナ 3100:セメント 3500:セメント 4050:アルミナ
4100:セメント 4200:石灰石 4300:ソーダ灰 4400:生石灰
4700:生石灰 4900:ソーダ灰 5000:リン酸ソーダ 5100:リン酸ソーダ
5200:カーバイト 5300:焼結鉱 5400:ドロマイト 5500:セメント
5600:カーバイト 5700:セメント 6000:カーバイト 6100:セメント
6300:セメント 6500:カーバイト 6600:麦芽 6700:セメントクリンカ
6800:セメントクリンカ 6900:カーボンブラック
7000:生石灰 7200:石灰石 7300:セメント 7500:セメント
7600:セメント又は石炭 8300:トウモロコシ及びコウリャン
8500:石灰石 8800:生石灰 9300:コークス粉 9500:石灰石
セキ
600・1000・3000・6000
最近の傾向はズラーッと同じタイプのタンク車が連なった列車、これはこれでかっこいいのですが、2軸貨車の中に数両混結されていた頃もよかったです。タン・タン・タン・タタン・タタン・タタン・タン・タン・・・、ということでタンク車です。専用種別によって色の違うところも他にはない楽しさです。色別もどうぞ(まだ工事中でした失礼)。
凡例 写真のリンクはアンダーライン付きの黒:12345
茶色は楠本氏の撮影(未掲載は茶) :12345
緑色は小山氏の撮影 :12345
未撮影はこの色 :12345
形式消滅はこの色(1998.4 現在) :12345
形式消滅車の写真のリンク :12345
タ 300・580・600・900・1000・1150・1200・1650・2000・2600・2800・2900・3000・3050
3100・3300・3400・3500・3600・3700・3800・3900・4000・4100
10900・11000・13000タム 40-6900
40・80・100・200・400・500・600・700・800・900・1750・1850・2000
2100・2300・2400・3000・3050・3200・3250・3400・3450・3500・3700
3800・3850・3900・4000・4600・4700・4800・5000・5100・5200・5300
5400・5600・5800・5850・5900・6500・69007000-25000
7000・7100・7200・7300・7400・7500・7550・7600・7700・7800・7900
8000・8100・8200・8300・8400・8500・8600・8700・8800・8900・9000
9100・9200
20080・20100・20500・20800・20900・22000・23250・23700・23900
24000・25000タサ 1・500・600・700・1000・1050・1200・1400・1600・1700・1900・2000・2100・2400・2500
2600・3000・3200・3300・3400・3500・3600・3700・3800・4100・4300・4400・4500・4600
4900・5000・5100・5200・5300・5400・5500・5600・5700・5800・5900・6000・6100タキ 50-3900
50・100・150・200・250・300・400・450・500・600・650・700・750
800・850・900・950・1000・1000(新)・1100・1150・1200・1250・1400
1500・1600・1650・1700・1800・1900・2000・2100・2550・2600・2700
2750・2800・3000・3500・3600・3650・3700・3800・3850・39004000-6900
4000・4100・4150・4200・4600・4650・4700・4750・4850・4900・4950
5000・5050・5100・5150・5200・5300・5350・5450・5500・5550・5600
5650・5700・5750・5800・5850・5900・5950・6000・6050・6100・6150
6200・6250・6300・6350・6400・6450・6500・6550・6600・6650・6700
6800・6850・6900・69507000-9900
7000・7050・7100・7150・7200・7250・7300・7400・7450・7500・7600
7650・7700・7750・7800・7850・7900・7950・8000・8050・8100・8150
8200・8250・8300・8350・8400・8500・8550・8600・8650・8700・8750
8800・8850・8900・8950・9000・9050・9100・9150・9200・9250・9300
9350・9400・9450・9500・9550・9600・9650・9700・9750・9800・990010000-14900
10000・10100・10150・10200・10250・10300・10350・10400・10450
10500・10550・10600・10700・10800・10850・10900・10950・11000
11200・11250・11300・11350・11450・11500・11600・11650・11700
11750・11800・11850・12000・12050・12200・12300・12400・12500
13600・13700・13800・14300・14400・14500・14600・14700・14800
1490015600-19700
15600・15700・15800・15900・16100・16200・16300・16500・16600
16700・17000・17400・17500・17600・17800・17900・18000・18100
18200・18300・18400・18500・18600・18700・18800・18810・19000
19500・19550・19600・1970020000-24900
20000・20100・20350・20400・20500・20600・20700・20800・21000
21200・21300・21350・21600・21700・21800・22700・22800・22900
23500・23600・23650・23700・23800・23900・23950・24100・24300
24400・24500・24600・24700・24800・2490025000-29300
30000-38000
40000-46000
40000・42100・42150・42200・42250・42300・42350・42750・43000
44000・45000・4600050000-
50000・55000・64000
以前は貨物列車の最後尾には必ず車掌室のある車両が連結されていました。走り去る列車の後ろ姿には2つのテールランプと相場が決まっていたものです。なかでも、ワフはたったの1両で運転されることもあり、ローカル味の溢れる車でした。
ワフ |
|
ワムフ |
100 |
私鉄 |
車掌車もワフ同様に嘗ては編成の中間や最後尾に連結されていました。ワムなどと比べても少し小さ目で、ジョイント音のリズムがちょっと変わるのも楽しみのひとつでした。現在、一部の線区で常用されている他は廃止されてしまい、なかなか見る機会がなくなりましたが、ヨ3500、8000が現役で残っているのは嬉しいところです。
ヨ |
*1・*2 :デッキ部の形状の違い。*3 :現役〜釧網本線ノロッコ号用改造車