ワム80000


 

飯田橋〜市ヶ谷を走る新聞紙専用列車

パレットごと荷扱いのできる有蓋車として1960年から登場したワム80000は、車扱いの廃止で淘汰された2軸有蓋車の中で唯一現在も活躍する形式です。車体はそれまでのワラ1に比べ長くなり塗装も鳶色2号となり軽快な印象です。また、側面がすべて扉となり荷扱いもフォークリフトですべて行えるようになったのが長生きの秘訣のようです。

当初の車と現存する280000台とコロ軸受けとなった380000台の車では現存車の軸距離が長くなっています。また、1967年から特殊用途用の専用車が作られ580000台をつけていました。それぞれ、580000〜冷凍マグロ輸送用、581000〜板ガラス、582000〜稲刈り機、583000〜オートバイ、584000〜ビール、585000〜新聞ロール紙。

オリジナルのワム80000
新聞紙用585000台

現存する280000台
コロ軸受となった380000台