その3:EASTERN CAR WORKS 客車キットメイク(2)

漸く塗装にこぎ着けました。
本来であればフロッキルなどの調合済み塗料を使えば簡単、ただし国内で入手するには以外に大変で、手っ取り早い方法といえば個人輸入になってしまいます。今回の場合ではB&Oロイヤルブルーとグレーですが、塗料程度だと面倒臭さが先に立ってしまい、いつまでたっても塗装に取りかかれなくなっていました。そこで、今回は自分の目を信じて(^^;)タミヤのアクリル塗料で調合しました。

写真はNと共用できる塗装台に乗せた車体。窓周りのグレーを塗ったところです。

2台あるのは片側ずつ2台交互に塗装すると効率がいいからです。この客車の場合は窓周り以外はロイヤルブルーになるので屋根の部分や妻板までグレーにしてはいません。もう少し薄い色なら全体に白やグレーで下塗りするところです。

7両の塗装なので調合の目安をきっちり記録しておかないと、最初と最後で色が微妙に違ったりします。一応、少々違っても目立ちにくいように編成順に塗装しましたが、やっぱり全体に揃っている方がよろしいようです(というか必須です!)。

塗料の調合にはDIYや文具店で売っている安いスポイトを使っています。アクリル塗料であればスポイトが溶ける心配はないのでスポイトの目盛りを目安に調合すれば毎回同じ色になるという次第。

調合は塗料皿や写真のフィルムが入っているプラスチックのカップを使っています。使い勝手はフィルムカップの方がいいですね。私の場合貨車をやたら撮ってますからフィルムの空きカップには事欠かないので主にこちらを使ってます。

塗装は「静御前」というミニコンプレッサーを使ってます。Nであれば十分すぎるほどのパワーですが、HOだと若干弱いように感じます、ま、これしかないので(^^;)仕方ないですネ。その代わり(?)名前の通り騒音は全くありません。夜中に窓を開け放って塗装しても全然問題なしです。
アクリル塗料をこの静御前でスプレーする場合、塗料の1.5倍から2倍の溶剤で薄めると丁度良く塗装ができます。色にもよるようなので一概に何倍とは言いにくいのかも知れません。

といったところで、右がグレーまで塗装し終えた様子です。見栄えがするよう(^^;)台車を履かせてみました。相変わらず写真写りのいい連中です。

展望車ラウンジの後部はキットのままでは貧相だったのでステップを増設しました。(写真で白く見えているものです)

次回は窓周りをマスキングしてロイヤルブルーを塗装します。
グレーにも増して調合の難しい色なので若干時間がかかりそうですが、実際の色を知らないわけだし・・・。

機関車はどうしたんでしょうねぇ(笑)、実はGP35のブルーはこの時代のロイヤルブルーではないので別調合しないといけないのでした。

続く

2002.5.6

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今回の完成見本:B&O寝台車TYGART Morning Sun Books より