その2:Santa Fe GP-35を B&O に (3)

またまたヤフーのオークションでディーゼル機関車を入手できました。

 今度はRS-3、ALCOのロードスイッチャー、その名の通り万能機なので東部の中規模鉄道では客車に貨車に入換えに便利に使われていた機関車です。RS-3が欲しかった理由は、B&O鉄道とともに隣接し乗り入れを行っていた2つのロードネーム、WM(ウェスタン・メリーランド)鉄道とRDG(リーディングorレディング)鉄道もレパートリーに加え、ペンシルベニア州サスケハナ川沿いの雰囲気も楽しもうと収集を始めたところだったからで、WM、RDGともにRS-3を配備し、それぞれなかなかいい味を出していたからです。

 先日到着したRS-3もGP35同様、他の(NORFOLK AND WESTERN鉄道)ロードネーム。今回はWMのファイアボールにしようと、塗装の変更とDCC化を施すのでここに付け加えてしまおうと思います。
 右がタネ車となったNorfolk and Western のRS-3、ちょっと地味ながら丸っこいスタイルがかわいらしい機関車です。とは言っても、国鉄のDD13に似たイコライザーの台車を履いていますが、大きさはDD13とは比べモノになりません。
 下の写真がWMのRS-3、ファイアボールのヘラルドが描かれていた頃の写真です。
 WM車は他にBL-2という機関車を持っていますが、こちらはスピードレタリングと呼ばれる簡易なレタリングのもの。RS-3は正統派のファイアボールにしたかったのであります。

 写真では青っぽく見えますが、黒に黄色のラインと赤い火の玉。蒸気機関車のテンダーに描かれた火の玉ヘラルドは有名です。

 B&Oに比べて塗料が楽に手に入るので(黒だから当たり前 ^^;)塗装はRS-3が先になりそうですネ。デカール作りも一度にやらないとデカールが勿体ない^^;ので、この先ヤフー新参組も併せて進めるかもしれません。

 ではでは、本題へ・・・

(3)塗装、その前に

 GP35はSanta Feのロードネームがくっきりと描かれています。どうせ塗装するんだから、と手を抜いて上から塗装すると下のSanta Feの文字が光の加減によってはくっきりと浮かび上がってしまいます。ということで、RS-3と一緒に旧ロードネームの塗装を剥がすところから始めました。

 右の写真のように、ロードネーム部分だけぐらいなら綿棒にグンゼのMr.カラーうすめ液をつけて擦るだけで十分です。RS-3もKATO製(ATLASブランド)なので使っている塗料は同じ種類のようで、下地となっている青、GP35ではキャブの黄色もグンゼのうすめ液ではまったく色落ちしません。(ずっと浸けていると落ちるのだろうか?)

 綿棒にしみ込ませたうすめ液は揮発性が高いのでしばらく擦ると徐々に蒸発してしまいます。しばらく擦ったら左のようにペーパータオルで拭い、少しずつ塗料をふき取りながら進めるといいようです。
 GP35は塗装もデカデカと派手なので落とすのも結構大変です。また、Santa Feのロゴは落ちますが、ウォーボンネット塗装の黄色は溶けてきません。GP35はロードネームだけ消すことにしました。

 RS-3は右の通り、簡単なヘラルドなのでちょいちょいの作業できれいさっぱり落とすことができました。

 GP35は下の写真が塗装前の完成形?
 ローノーズ側からキャブ、エンジンカバー側もウォーボンネット塗装の黄色が残ってしまいました。幸い境目が目立たない場所になるのでそのまま上から塗装しようと考えています。安易かな?

 しかしながら、こうなってみるとウォーボンネット塗装の部分だけは結構目立ちます。耐水ペーパーで境目が目立たないように処置しないといけないかもしれません。

 

2002.2.11

 ☆余談

RS-3は国内のKATO製では考えられないいい加減なところがあります。
右の写真、見にくいけど、ヘッドライトです。

左右の台車から立ち上がった集電ラインをこのプラ製基板に止めて、そこに電球が一つ挟み込んであります。(真ん中の部分)
その右にモーターの接点があり、合理的といえば合理的な配線でライトを点灯させてますが・・・、そうです、前後とも同時に点灯するライトなんですね!

以前DCC化したRS-1(KATO製)も同じだったので、このタイプは前後同時点灯が特徴(^^;)ですナ。

ひょっとしたら、アメリカでは前後ともヘッドライトを点灯して運転されていたのかも知れませんが。(あるのだろうか?)

ということで、今回もDCC化しました。
今回の目玉は、ライトケース(^◇^)。
釣りの板オモリを適当に切って使ってみましたが、これがなかなか便利に使えます。ウェイトも兼ねる(^^;)のでこれからも使ってみようと思ってます。

ちなみに、デコーダーはGP35と同じDN121を使用しています。意外に狭いフードディーゼルには使いやすいデコーダーです。

 

 


最終形態 B&O GP-35 image : Capitol Herald

 

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