その1:シェイの加工 (1)サウンド
On30の森林鉄道を始めたきっかけはこのシェイを共同購入したことからでした。

ポーター2両をシェイよりも先に入手してはいたのですが、シェイを手にして1/48,16.5mmゲージという、これまでで一番大きな模型の存在感を実感することができました。
1/48では、180cmの身長の人は3.75cmになります。粘土を丸めて人を作ってもある程度様になりそうな大きさです。そうなると、これまでのHOやNへのアプローチとは違った、自分自身が模型の中に入っていけそうな感覚が生まれ、1/80や1/87、1/150で模型を作るというアプローチではなく、1/1の実物を48分の1に縮めたもの(昔何かの漫画であったチビッコ光線みたいなものかな)そんなリアル感が欲しくなってしまいました。

今回の加工は同時に購入したサウンドデコーダーを搭載するという「なんだ今までと同じじゃん」的内容ですが、これまではサウンドを載せるために載せていた(訳わかんねぇ)ものから、本来あるべき音を出すためにサウンドを載せるというアプローチであります。

 使用パーツ
 

搭載するサウンドデコーダーは、Soundtraxx社のDSD-B2TSLC(for Bachmann On30 truck Shay sound decoder and speaker)という製品です。

本来の使い方は、左の写真にある基板にデコーダーを取り付け(NMRA8ピンコネクターで接続)基板下のスペースにスピーカーを設置します。

ひねくれ者のワタシは、今回もプラグアンドプレイデコーダーなのにややこしく使うことにしました。

上の写真にあるサカツウの1Wタイプスピーカーを使用し、少しでも音質を向上したいと考えたのであります(^^;)。


フライス盤で基板を支持していた足を削り、サカツウのスピーカーを設置しました。このスピーカーを設置すると高さが足りずデコーダーを水タンク内に収めることができなくなります。そこで、製品標準の基板を取り除きスペースを確保することにしました。

シェイは製品自体このサウンドデコーダーに合わせて設計されているので、床には丸形スピーカー用の穴が開いています。そこで、角型のスピーカーに合わせて10ほど穴を増やしました。

デコーダーは8ピンで基板に取り付けるようになっていますが、基板自体を取り除いてしまうので、この基板に収容されているモーターやレールへの配線を一旦どこかへ収容する必要があり、ユニバーサル基板の切れ端を使って8*2列の小さな中継基板を作り水タンク内に収めました。

デコーダーからはNMRA8ピンの端子にリード線をハンダ付けし中継基板に接続しています。これでなんとかギリギリ水タンク内に全ての配線が収まりました。が、車体からのリードを製品で使用しているままの長さで接続したので、水タンク内は配線が渦巻いています。

ヘッドライトの配線も基板を取り除いてしまったのでそのままではLEDが焼けてしまうため、中継基板のデコーダーライトコモンに定電流ダイオードを噛ませました。抵抗と違ってこんな小さなスペースにも入れられるのは便利でありますな。

デコーダー上面は裸の状態で水タンク内側と接触する可能性があります。とりあえず絶縁ができればいいので簡単に厚紙を切って挟んでいます。水タンク内は配線で一杯なのでリード線で押されてデコーダーはしっかり固定されています。(今のところ)

サウンドは、汽笛のCV値をlightとmiddleにした場合ビビッてしまいます。スピーカーが悪いのか?? とりあえずのところはheavyにして凌いでますが、ライトの方がこの機関車にあっていると思っています。この点要調整です。


続く

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