OK River Railroad
REPAIR GANG

「ハマーの奴、どうもいかんな」
「あいつは前からガタがきてるぜ、今度はなんだい? スティーブ」
「いやね、汽笛のどこかにヒビでも入ったんじゃないかってね。たいしたこたない」
「なんだそんなことかい、鳴らないならともかくほっとけよ」
「びょぉ〜ってもの悲しい鳴き声を聞いてるとどうも調子が出ねぇんだよ」
「そんなもんかね、オレはジョー・ダンカーの方が悲しげに聞こえるぜ」
「あいつはしょうがない、どっかの鉱山からかっぱらって来た汽笛だからな。ま、元々ドンキー上がりだからまともな部品なんてありゃしないけどね」
「そりゃみんな同じさ、ここにゃまともな部品なんてありゃしないぜ」
「まったくだ」

OKリバーの中流、Keating Summit の修理工場、通称 Wild-goose。機関車1両がやっと入る検車庫と僅かな工具、腕だけは一流と称する9人の職人が山でボロボロになった機関車や貨車を修理し、時には貨車や客車をでっち上げていた。 口の悪いカウボーイあがりの山男が修理工場の仕事振りを称してこう名付けた・・・「wild-goose chase、まっ