車両の寝床−HOアメリカ型の場合

市販のプラスティックコンテナを加工


さすがに広大な大陸に展開するアメリカの鉄道だけあって、その車両もどでかいものが多いので仕舞うのも大変です。また、製品の価格が安く抑えられているからか、キットなど組み上げた後は箱で保管するのが難しいものが多いように見受けられます。そこで、我がボルチモア&オケガワRR(B&O)では、市販のコンテナに軽加工を施し保管、運搬に供与しております。

まずは実物の写真をどうぞ。

DIYショップで普通に手に入る塩ビ(?)製の半透明コンテナを使いました。
愛用のドイト北本店で380円、コンテナの中でも一番安いものです。

【大きさ】(幅×奥行×高さ)
◇外形  :440×280×145(mm) 取っ手まで含めた外形の最大サイズです。
◇内形  :365×245×130(mm) 内法の寸法です。2つ以上重ねると高さが10mm小さくなります。
◇区切り :幅45mmを確保し、5mmのスチロール板で分割。下段は区切り板=上段の支えとしています。
◇仕切間隔:幅内法 45mm、高さ内法 65mm としています。上下の仕切となる上段ベニヤ板は5mm厚
      コンテナ内径に合わせ、さらに取り出す為の取っ手を着けました。
◇収納数 :タテ置 40’車で最大18両(ヨコを組み合わせ)
      ヨコ置 40’車で最大20両(全てヨコ置き)

【費用】
◇コンテナ:  380円
◇ベニヤ板:  210円×2枚 + カット代 80円(ドイト)
◇スチ板 :  630円×1/3程
◇コルクシート:720円×1/5程
◇角材  :   80円×5本
◇その他 : 加工や接着にも費用がかかるがここでは別途。

このコンテナに上下2段に車両を保管しています。上下のセパレータはベニヤ板で、コルクシートを貼ってちょっと見てくれを良くしました。安いベニヤなのでちょっと色が悪かったのでそうしたのですが、これはオプションですな。

車両の置き方・・車両を立てて保管しています。台車で支えるので車体への影響が少なくなります。
車両の固定・・・△形の角材から車止めを切り出して転がりを防ぎ、左右はスチロール板で転倒を防いでいます。

収納方向は車両の長さによってタテヨコ仕切方を変えればどちらも対応できます。
上の写真で判るようにタテに7両並び、空いたスペースに横置きを追加したものと、横置き5列の2種類を作りました。使い勝手としては横置き(写真左手)のほうが良さそう。40’車で2両を並べられます。

上段と下段の関係は上の写真のとおりです。
上段は5mmベニヤから切り出してもらいました。下段の仕切が高くして上段を支えています。タテ置きで60’まで、横置では80’強ぐらいが並べられます。当然、チャレンジャーとかビッグボーイは入らないと思います。