RhB : Raetische Bahn  

 

 

 

 

 

 

CONTENTS

 

スイスのグラウビュンデン州を中心に東西南北を結ぶ大手私鉄。
Chur・St.MoritzからFO・ZBを通して運転される
氷河急行は日本でも人気の高い列車。Chur から南へ、国境を越えイタリア・Tiranoへ向かう
ベルニナ急行は私鉄で国境を超える国際列車。

アルプスの山間を抜け、急坂を登り降りする列車は、すべて粘着運転でラックレール区間はない。軌間はちょうど1m。

小振りな赤い列車は緑の牧場、冬の雪にも映えスイスらしい美しい景観にマッチしている。

RhB本社
Churの市内にそびえている

ほぼ全区間乗車できましたので、地区ごとに編集しました
Map 1 : Chur を中心としたメインラインとアローザ線
Map 2 : Chur から Disentis へ
Map 3 : アルブラ線
Map 4 : ベルニナ線 

Map 1
Churからイタリアへ向かう路線は1999年フェレイナトンネルが開通しベルニナ峠超えをしなくてもTiranoを結ぶことができるようになった。
Map1では、エンガディン線とダヴォス線、そしてクールからリゾート地アローザを結ぶアローザ線を紹介する。

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Map 2
RhBの西端、Disentis は FOとの連絡駅。
氷河急行のルートである。ここからFO フルカオーバーアルプ鉄道、ツェルマット鉄道を縦断する氷河急行はマッターホルンの麓、ツェルマットへ向かう。

この区間はあのライン川の上流 VorderRhein に沿って広々とした谷間を淡々と走る区間。牧歌的な風景の中、谷に沿って高度を上げる。

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Map 3
氷河急行の最後の区間であり、Chur から Tirano へ向かうベルニナ急行の最初の見せ場となる区間、高さ65mのランドワッサー橋やBergun-Preda間のループ線は見物である。

山を超えてSt.Moritz へは急峻なアルブラ峠が控えている。列車は斜面に広がる牧場を縫うように進み、谷を何度も渡り、次々にループを回りながら高度を上げる。

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Map 4
St.Moritz から南への区間は旧ベルニナ鉄道の区間。RhBの中でここだけは直流電化区間であり、走る車両も半径の小さいカーブを抜けられる車体の短い車が走っている。
また、RhBで最も標高の高いベルニナ峠を超える区間でもあり、とても粘着運転とは思えないような急坂を登り降り、通過するだけでも楽しめる区間である。

ベルニナ峠を超えるとスイスでもイタリア語を常用する地域に入る。駅名も人々もまるで国境を越えたように変化する。終点Tiranoの一つ手前 Campocologno 駅をすぎたところに国境があるが、RhBだけはTirano駅に国境があるのも面白い。

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